2012年10月1日月曜日

ロックンロールの物語をレコードする音楽誌 『DONUT』創刊します



(10月15日更新)

『ロックンロールが降ってきた日』チームは、
新プロジェクトとしてDONUT』を創刊します。
創刊号の特集は、7月1日に閉館となったゼップ仙台でのラスト・ステージ
ARABAKI BLUES produced by JUNZI IKEHATA」です。
今年の春に、ゼップ仙台の閉館、そしてステージの趣旨を聞いた私たちは、
この一夜を記録として残したいと考えました。
しかし、単行本の企画を立てるも、
GOを出してくださる出版社はありませんでした。
そこで自分たちでつくることにしました。

この『DONUT』は、出版社からリリースするのではなく
森内と私が費用を出し合ってつくりました。
流通も、今、某CDショップと交渉していますが
全国の書店での販売はありません。
部数も3千部しかつくれませんでした。
広告も入っていません。
既存の音楽誌のフォーマットを全て無視したつくりになっています。
おそらく、不親切です。
でも、手にしてくださる方がいろいろ自由に想像しながら読んでいただけたら、
何より嬉しいです。
音楽を聴いてワクワクする気持ちや、
初めてロックンロールに興奮したあの感じを
詰め込んでいきたいと思っています。
私たちがつくりたかった音楽誌を完成させることができました。

誌名の『DONUT』には二つの意味があります。
7インチ・シングルの)ドーナツ盤のドーナツ、という森内の提案を受けて、
私は直ぐさまドーナツの穴が、
「何か足りない」という飢餓感を表しているように思えました。
つまり「お腹いっぱいになった後の飢餓感がロックンロール」
という甲本ヒロトさんの言葉に直結し、誌名は即決しました。
デザインは、このチームがお世話になっている三浦巌氏が手がけてくださり、
数人のスタッフの協力のもと、制作を進めました。

大変申し訳ございませんが、
広告を入れず完全自主制作のため、高めの価格となってしまいました。
これでも、どこまで下げられるかというギリギリのところを、
ずっと探った結果です。
どうかご了承いただけますと幸いです。

創刊号は、多くのミュージシャンの方々のご協力のもと、
最初の取材「ARABAKI BLUES」から3ヶ月半が経ち、ようやく完成しました。
残したいものをきちんと残す、
伝えたいものをきちんと伝える。
音楽に触れるのに、早いも遅いもありません。
ロックンロールの輝きを照らしてくれるミュージシャンの存在を
メディアとして照らすことが、『DONUT』の創刊意義です。
ロックンロールを楽しむように、読んでいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
(秋元美乃/DONUT編集長)


おそらくこの『DONUT』を手にとった方は
既存の音楽誌との違いを目の当たりにし、
そういった音楽誌へのアンチテーゼのようにとらえるかもしれません。
しかし、作り手であるぼくたちはそんなことはどうでもよくて、
この本を目にした小中学生や
ロックを卒業したと思い込んでいる人たちが
「世の中にこんな世界があったのか?」とか
「ロックンロール、やっぱしびれるぜ!」と思ってくだされば
それで満足です。
だから業界的に美味しいとか、他でとれなかった発言がとれたとか
そういうところに注力する気持ちは毛頭なく、
したがって、この本には「ナントカの最高傑作!」とか
「ナントカがついにやった!」といった
色あせた煽り文句も一切ありません。
ただシンプルに記録すべきロックンロールの物語をレコードした本です。
しかしこの本の中には、人の感情を揺れ動かすロックンロールの熱が
たくさん封じ込められています。
この本を手にとってくださった方に
ロックンロールの衝撃が降ってくればいいなあ、と思っています。

この本の創刊を支えてくださったミュージシャンの皆様、
『ロックンロールが降ってきた日』からずっとお付き合いくださっている
デザイナーの三浦巌さん、
こんなちっぽけなぼくらの印刷物を
快く引き受けてくださった大日本印刷の皆様にも感謝いたします。
それからこの本に共感してくださった
CA4LAさんがDONUTキャップをつくってくださることになりました。
全国のCA4LAで見本誌と共にディスプレイされます。
もちろんキャップは購入することができます。
皆様、本当にありがとうございます。

まずもって、この時代に音楽誌というのはどうなのよ?
という意見も多々ありますが、
別に時代だろうがなんだろうが、自分たちのつくりたいものを
一生懸命につくればいいと思ってつくりました。
時代とか、どうでもいいのです。
不定期ではありますが、年に5冊ほどつくっていきたいと思います。

秋元も書いているように、
この本は出版社ではなく
お金はぼくらが調達し、つくりました。
広告も入っていません。
雑誌ではなく書籍コードで発売します。
だから一般の音楽誌に比べて少し高いです。
だけど中身は超カッコいいです。

当面は通販のみ、部数限定というご不便をおかけいたしますが
何卒、ロックンロールの物語をレコードする音楽誌
DONUT』をよろしくお願いいたします。
(森内淳/DONUT副編集長)

DONUT vol.1』10.23発売
巻頭特集:LAST ZEPP SENDAI ARABAKI BLUES produced by JUNZI IKEHATA
●池畑潤二・浅井健一・チバユウスケ対談
●アラバキ・ロック・フェス 菅プロデューサーインタビュー
7.1 LAST ZEPP SENDAIフォトドキュメンタリー
●参加ミュージシャンからのコメント

ロックンロールが降ってきた日
●ビートりょう(ザ・ボヘミアンズ)
●百々和宏(モーサム・トーンベンダー)

TOPICS
●イノクチタカヒロ(hotspring)×カタヤマヒロキ(Droog)対談
●須藤寿GATALI ACOUSTIC SET
●加藤ひさし×古市コータロー(コータロー・アンド・ザ・ビザールメン)対談
MR.PAN(ザ・ニートビーツ)

※お申し込みはこちらからお願いいたします。
http://studiomog.ne.jp/donut/ 

DONUT VOL.1 取扱店
(取扱ご希望のショップはメールを送ってください)

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TEL03-5738-2134
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