2013年3月14日木曜日

クロマニヨンズのライブ写真セレクトは難しかった

DONUTクロマニヨンズ号の
巻頭の写真を選ぶのに
合計4日くらいかかってしまった。
500枚から10枚ほどのセレクト。
しかもカッコいい写真を
ただ選べばいいかというとそうではない。
ページをめくっていったときに、
いかにスムーズに自然にめくれるかということが大事。
例えばこの写真の次にこれはないな、とか。
こっちの写真よりそっちの写真がカッコいいけど
そこに居るべき写真はこっちだろう、とか。
そうやって構成していく。

DONUTはA4版だからA5サイズで1pに2点、
見開きに4点掲載するということもできた。
そうすると掲載量は4倍になる。
しかも、雑多感があって、
流れをあまり気にせずに配置できる。
しかしぼくはどうしてもそれはやりたくなかった。
なるべく横位置の写真をA3サイズで掲載したかった。
そのほうがクロマニヨンズがもつ潔さを
伝えることができると考えた。
点数を落としても
最初から最後までひとつの物語のように
見せたかった。

果たしてその作業は、とても難しかった。
クロマニヨンズのライブをタツノコプロの
アニメーションに例えると、
ガッチャマンのカッコよさがある。
しかしファンの人ならわかると思うが、
クロマニヨンズの魅力はそれだけではない。
ガッチャマンのカッコよさに、
そこはかとなくハクション大魔王の
ユーモアが混ざっているのだ。
だから、ひたすらスタイリッシュな写真を並べても、
それはガッチャマンでしかなく、
クロマニヨンズの本質を捕まえることはできない。

たった20ページで
どうやってガッチャマンと
ハクション大魔王を同居させるのか。
ぼくらにつきつけられた
ハードルはあまりにも高かった。
だけどそれは4日間、熟考することで、
クリアできたと思っている。
カッコいいけど居心地が悪い写真ページではなく、
カッコいいし居心地もいい、というような
ページになったように思う。

読者に愛され、
大事に本棚に置かれることを
期待しながら発売日を待つ。

(森内淳)

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DONUT vol.3(2013年3月30日発売/2013年春号/季刊)
表紙:ザ・クロマニヨンズ(甲本ヒロト+真島昌利) 
巻頭特集25p:甲本ヒロト&真島昌利:TALKING ABOUT VINYL RECORDS/ザ・クロマニヨンズ 2013.3.6 渋谷O-EAST LIVE PHOTOS/ロックンロールが降ってきた日:志磨遼平(ドレスコーズ)、石橋凌/インタビュー:ギターウルフ(セイジ)、ACIDMAN(大木伸夫)、倉内太、Drop’s(中野ミホ+小田満美子)/OVERSEAS:ウィルコ・ジョンソン 2013.1.10 南青山レッド・シューズ LIVE PHOTOS/MEET THE BEATLES:加藤ひさし(ザ・コレクターズ)/DONUT LIFE:なぜ私はフジロック・フェスティバルへ行くのか?(本誌編集長・秋元美乃)/BACK TO THE MONO:MR.PAN(ザ・ニートビーツ)/Like It:編集部のコラム

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